iPadで漢字を書く練習をしたい人は多いはずです。大きな画面、紙に近い書き味、ばらばらのプリントが要らない手軽さ。ただ、大事なのは端末ではなく、そのアプリが字を思い出して書かせてくれるかどうかです。

まず結論

iPadの漢字書き取りアプリは、意味と読みから字を思い出して書かせ、筆順ガイドを必要なときに出せ、間隔をあけた復習があるものを選びましょう。Kanji Write Practiceはそのために作られ、無料の早期アクセスで使えます。Ringotanも書く練習向けの無料アプリです。「読めるのに書けない」を直す基本の考え方は、漢字が書けない大人へで詳しく説明しています。

iPadアプリに求めること

機能なぜ重要か
思い出して書く認識ではなく再生を鍛える
筆順ガイド(必要なときだけ)お手本ではなく自己確認に使う
間隔をあけた復習弱い字を早めに戻す
滑らかな指・ペン入力引っかからず書ける

字を見せてなぞらせるだけのアプリは、なぞり書きの練習であって、思い出す練習ではありません。iPadはきれいなお手本をなぞりたくなりますが、まずは何も見ずに書くことが先です。

指、Apple Pencil、紙

三つとも鍛えられる力は同じで、違うのは書き味と細かさだけです。

書く道具書き味向いている場面
iPhoneやiPadの指やや粗い、いつでもすきま時間の練習
iPadのApple Pencil紙にいちばん近いじっくり書く時間
紙のペン本物最終的な定着、試験

Kanji Write Practiceの状況を正直に言うと、Apple Pencil対応は予定で、まずは指入力に対応しています。学習効果は同じです。鍛えているのは字を思い出す力であって、線の細かさではないからです。

画面の練習は紙に移るのか

移ります。大事な点では同じだからです。あなたが鍛えているのは字を思い出す力と画の順序で、それは指でもPencilでもペンでも変わりません。手の細かな感覚は違っても、難しいのは「何を書くか思い出すこと」で、そこは共通です。背景にある筆順の考え方や漢字の成り立ちは、Jishoの一画ずつの表示でも確かめられます。

簡単なiPadルーティン

  1. 十字ほど。意味と読みを見て、字は隠します。
  2. iPadで指かPencilを使い、何も見ずに書きます。
  3. 詰まったときだけガイドを出し、書き始め、方向、順序を確かめ、もう一度正しく書きます。

短く毎日が、長く時々に勝ります。iPadで一日数分でも、増えていく字を書ける状態に保てます。結局のところ、端末やPencilより、毎日少しでも手で思い出して書くかどうかが上達を決めます。いちばん良い道具は、毎日手に取る道具です。